物堅くない源氏の物語
2006-07-09


ふと思い立って、源氏物語を読むことにした。紫式部が書いたとされる世界最古の長編小説。筋はよく知っているけど、実は読んだことはなかった。原文で読めないわけではないのだけど、文語文で抵抗なく読めるのはせいぜい17〓18世紀くらいからで、10〓11世紀の文語文になるとちょっと時間がかかる。あと、特に僕は古今東西問わず詩歌に疎くて、そこかしこに出てくる歌をよく理解できない。そんなわけで、オリジナルを図書館で借りると期限内に読み切れないので、歌の解説つきの現代語訳を。

たまたま図書館にあったのが瀬戸内寂聴訳のもの。第1巻 (「桐壺」から「若紫」まで) を借りて読んでみたのだけど、ちょっとこの訳は。なんか、古文の授業で模範解答としてでてくるような直訳風。これは、原文のほうがまだ味わいがある分だけ良いかもしれんぞ。

と思ったけど、第1巻の最後 (「若紫」のあたり) になると、だいぶ読みやすくなった。読み始めた頃は与謝野晶子に乗り換えようかと思っていたけど、ちょっと読み進めてみても良いかも。
[どーでもえー話]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット